おじさんと少年の心理戦[少年の部ログ1]

少年の軽音部での部ログが好きなので、転載しました。

許可トッテル。

 

2018年10月11日(木)

2018-10-11 09:21
長生ライブの講評を千葉校唯一のベーシストがするというなんら普通の文章です[編]
こんにひは小原です

Twitterでも言ったのですが今朝びっくりしたことがありました。『道端に千円が落ちていて、おじさんがネコババしちゃった!!事件』です。


道にお金が落ちている事すらなかなかないのに、その金額が千円となると目を疑ってしまいますね。

 


落ちているお金は先着制なのでおじさんが攫って行く様も指をくわえて見るほかなかったのですが、千円というのはベリー大金です。

 


(フェットチーネグミ9袋、ハリボーグミ4袋分です)


私にとっては最大の金額単位なのです。千円あればなんでもできる。

 


さあさあ皆さん「こいつ卑しいな」「この守銭奴め!」なんてお思いになってる頃でしょう。

 

しかし皆さん胸に手を当てて考えてみてください。一億円が道に落ちていたらどうしますか?

 

 

 

 

これに対するアンサーは交番に持って行く以外あり得ませんよね!

 

 

 

 

 


では何故この問いは存在するのでしょう?

 

 

 

 

金額の感覚とは人それぞれですから、小原君のこの状況にも一億円問題が適応されてると言えます。

 

 


さて、今朝の100000分の1一億円問題の続きを話すとしましょう。この問題の恐ろしいのはおじさんと私の状況が逆転した時を考えた場合です。(小原君もおじさんだなんて言ってはいけませんよ)

 

 

欲望に負けたおじさんが僕の行動を見る側に回った時に何が起こるのでしょうか

 


小原君はおじさんの存在を念頭において千円にアプローチしなくてはなりません。小原君は良心の呵責と借金の返済という自身の誠実性のせめぎ合い。この終わりなき戦いにどう終止符をうつのでしょうか。

 

 

 

 

パターン1無視
おじさんに取られて終わりです

 

 

 

 


パターン2拾う
考えなくてはならないのはこのパターンです。小原君が千円を拾う様をパラレルワールドでは実行犯のおじさんが黙って見過ごすでしょうか。見過ごした場合は小原君が千円を手にするわけですが、おじさんがムーブを起こしたらパターン3に移行します

 

 

 

 


パターン3協議
ここで重要な前提を公開します。実は私たちの構図は

 

 

 

 


交番―――おじさん-ブツ―小原君

 

 

 

 


となっていたのです!!
突然のヒーローの登場に皆さん胸を踊らせていることでしょう。

 

この場合おじさんも小原君も交番の存在を認知しています。そのため、ブツを手に交番と逆方向に邁進していったおじさんは、聡明なる小原裁判長によってネコババ判決を下されたわけなのです。

 


つまり、協議が起こった場合アドバンテージは進行方向に交番がある私が有しているのです。私が千円を手にすることが筋な訳です。

 

 

 

何が言いたいかというとネコババ合戦は両者の位置関係と交番との位置関係によって軍配があがるということです。

 

 

 

なんとも醜い。人間とは悲しい生き物です。人間は自由意志など持ち得ないのだ!(自分を棚に上げてhuman being全体の所為にするのは小原君お得意の論法です)

 


ところで善良なる軽音部員の皆さんは小原君に意地汚い奴というレッテルを貼り付け、まるで罪人でも見るかのように軽蔑と嘲笑を繰り返しているかと思います。

 

しかし、私は何もしておりません。未遂どころか未犯行です。思想の自由は日本国憲法で認められていた気がするので、小原君の脳内では小原君が法なのです。無法地帯が誕生しました。

 

 

そしてもう一つ、まさか私が千円を自分の財布に納めるだろうなんて考えてはいませんよね?


小原君は体裁を重んじる軟体動物なので、ダーティな千円よりもクリーンな百円を取るわけです。そう、小原君にとっては百円すら大金なのです。(グミの話は忘れましょう)

 

 


こうして今朝の少年による少年のための思考実験は至って道徳的な結末を迎えたわけです。


パラレルワールドの小原君は百円で買ったジュースでも飲みながら執筆に勤しんでいるところでしょう。


以上世にも卑しい生存報告でした。

 


タイトルの件ですが申し訳ありません。1日2回投稿が許され、皆さんがコメントで望むのであれば私は地獄の上澄みくらいまでは飛んでいきます。

 

それでは皆さんいいテスト期間をお過ごしください。